WordPressのパーマリンクはサイト制作時に頭を悩ます問題です。その理由として、パーマリンクを後で変更するとSEOに影響を及ぼす可能性が高いためです。
つまり、WordPressに限らずサイト設計時にはパーマリンクを頭に入れてサイトの投稿名や階層構造を考えなければなりません。
そこで本記事では、パーマリンクを何度も検討した結果、サイトごとにおすすめのパーマリンク形式はどれなのかまとめました。これからWordPressでパーマリンクを設定する人の参考になればと思い、ご紹介いたします。
目次:
▼ここで紹介するパーマリンクの形式
①よく利用されるパーマリンク設定
②メディア・ブログなどにおすすめのパーマリンク
※当サイトで紹介するサービスの一部または複数箇所に広告が含まれている場合があります(PR)
①よく利用されるパーマリンク設定
まずは、WordPressの投稿で記事を書くのに、「URLスラッグを英語表記にしたい」人向けのパーマリンクです。
投稿コンテンツのURLスラッグの形式が「samle-post」のような表示になるため、わかりやすいです。
企業サイトの下層ページなどで利用する場合にもおすすめです。
→固定ページで公式サイトは下層ページを作るため、本当はこれでなくてもよい。
パーマリンクの設定は、主に2種類あります。
①投稿名
カスタム構造の枠に、下記のコードを入力すると設定できます。
/%postname%/
投稿名は、「http://xxx.com/投稿名」の形になります。
①の投稿名はURLスラッグの形が短く、自由に決められます。カテゴリー変更時にSEOの影響を受けにくいとされるパーマリンクです。
②カテゴリー名+投稿名
カスタム構造の枠に、下記のコードを入力すると設定できます。
/%category%/%postname%/
カテゴリー名+投稿名は、「http://xxx.com/カテゴリー名/投稿名」の形になります。
②のカテゴリー名+投稿名は、カテゴリー配下の投稿名は①と同様に自由に変更できます。注意点としてはカテゴリー変更時にSEOの影響がある可能性があります。
後でカテゴリーを変更しない場合には、パンくずリストでユーザにわかりやすいため、おすすめのパーマリンクといえます。
ちなみに、当サイトではどちらも利用していません。
当サイトが取り入れているパーマリンク形式は、次に紹介する②の形式です。
なぜ、この形式がおすすめなのか解説します。
②メディア・ブログなどにおすすめのパーマリンク
メディアなど「記事数が多くなるサイト」におすすめのパーマリンク設定です。
カスタム構造の枠に、下記のコードを入力すると設定できます。
/%category%/%post_id%/
■表示結果
当サイトでは、「カテゴリー名+数字」の形式のパーマリンク設定を取り入れています。
■解説
様々検討した結果、この「カテゴリー名+数字」形式がメディアやブログには使いやすく適しています。
一方、他の解説ブログでは、「カテゴリー名+投稿名」または、「投稿名」を紹介するサイトが多いです。
しかし、長くサイトを運営していくほど、それらの形式は使いにくい理由があります。
それは、主に3つの理由です。
- 記事を横断してしまうカテゴリーがある場合に重複の可能性がある。
- 投稿毎にパーマリンクのネーミングを考えるのが手間
- 投稿名が被る記事のテーマがでてくる
言葉ではわかりにくい点もありますが、例えば、下記のような投稿名をつけるとします。
この場合、1文字だけ違うので設定はできるのですが、ほとんど似ているパーマリンクですね。
そして、毎回こういうネーミングを考えるのが地味に手間です。
加えて、SEO界隈では、パーマリンクを「投稿名」にすると上位になりやすい?
など言われたことがありましたが、筆者が様々なサイトを運営していく中で、その差を感じたことはありません。
また、SEOの上位表示が狙えるならば設定する価値もありますが、実際に検索結果で上位ページの多くが「投稿名」かといえば違います。
結局はコンテンツの質が大事だとわかるはずです。
そのため、当サイトは数字管理ができる「カテゴリー名+数字」を取り入れています。
このパーマリンク形式でもSEOでは上位を多数取れているので、パーマリンクでSEOが変わるかといえば、ほぼ影響しないため、運営のしやすさ、短いURLスラッグ、見やすさなどを考慮するとおすすめの設定といえます。
まとめ|おすすめパーマリンク設定
結論、おすすめのパーマリンクは、そのサイトにメディア機能があるのかないのかで判断してもよいと思います。
メディアのように、記事が大量に増えていく場合には、毎回URLスラッグを考えて設定するのは少し手間に感じるためです。
最終的には好みにもなりますが、運営のしやすさと見た目のバランスが大事だと思われます。